グローバル旅行アプリのスカイスキャナー(東京都港区)が公表した2025年ゴールデンウィーク(GW)の「人気海外旅行先ランキング」で、タイのバンコクが首位に選ばれた。リゾート観光と都市観光の両方を楽しめる点が、日本の旅行者の人気を集めた。
同社によると、検索期間が2024年12月1日から2025年2月28日、渡航期間が4月26日から5月6日の検索データからランキングを作成した。順位は以下の通り。
1位:バンコク(タイ)
2位:すべての場所から探す
3位:台北(台湾)
4位:デンパサール(インドネシア)
5位:ロンドン(イギリス)
6位:シンガポール
7位:パリ(フランス)
8位:ロサンゼルス(アメリカ)
9位:イスタンブール(トルコ)
10位:ホノルル(アメリカ)
同社は、バンコクや台北、デンパサール、シンガポールなど短期間で気軽に訪れやすいアジアの旅行先が多くランクインしたと解説。今年のGWは4連休と短く、短期間で楽しめる近場の旅行先に注目が集まっているという。
一方、連休の合間の平日に休みを取得すれば最大11連休になるため、ロンドンやパリ、ロサンゼルス、ホノルルなどの欧米圏の旅行先も検索順位を上げた。2位にランクインした「すべての場所から探す」は、日程と出発地を設定すると、全世界の中から航空券の金額が安い順に目的地をリストアップする同社の機能。
また、同社が日本人1000人を含む世界の2万人を対象に実施した、2025年トラベルトレンド「リセット旅行」の海外人気ランキングで、タイ東部チョンブリー県のラン島(Koh Larn)が首位となった。
ラン島はバンコクからアクセスしやすいリゾート地として注目を集めた。エメラルドグリーンの海と白い砂浜が広がる島で、波の音を聞きながら、リラックスした時間を楽しめる。シュノーケリングやカヤックなどのマリンアクティビティも体験できる。
ラン島へのアクセスは、パタヤ・ビーチの南にあるバリハイ桟橋から、フェリーやスピードボートで渡航できる。所要時間は約40分~1時間。