タイ商工会議所大学の発表によると、2月の消費者信頼感指数(Consumer Confidence Index:CCI、100以上が好感)は前月比1.2ポイント減の57.8で、景気回復の遅れと貿易戦争への懸念から5カ月ぶりに下落した。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、項目別では全体経済51.5(同1.1ポイント減)、雇用55.2(同1ポイント減)、6カ月後所得66.7(同1.4ポイント減)と、全項目で5カ月ぶりに減少した。
同大学の経済ビジネス予測センターのタナワット会長は、全項目で指数が100を下回っていると指摘。消費者は、経済回復の遅れと生活費の高騰、貿易戦争を懸念。指数を下げる要因となっていると説明した。
タイ商工会議所は、2025年の経済成長を3.0~3.5%と予測。第2四半期は2.5~3.0%増、今年上半期は3.0%増、下半期は2.5~3%増と分析している。
一方、企業の景況感を反映する2月のタイ商工会議所信頼感指数は、前月の49.0から49.4に上昇した。全国の商工会議所や369企業を対象に、2月24~28日に調査した。