タイ運輸省は、公共交通機関を利用するバンコク首都圏の住民や旅行者の利便性を高めるため、チャトゥチャック地区のバンコクバスターミナル(モーチット2)を含む都内3カ所のバスターミナルをクルンテープ・アピワット中央駅(バンス-中央駅)へ移転することを検討している。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、スリヤ・ジュンルンルアンキット運輸相は、日本のモデルを参考に、運輸省傘下の国営バス会社トランスポート社のバスターミナルの統合検討を指示。運輸交通政策計画局は、今後3~4カ月で費用や影響調査を進める予定。
統合対象のターミナルは、モーチット2とエカマイ(クロントゥーイ地区)、南部バスターミナル(タリンチャン地区)。
スリヤ運輸相は、バスターミナル統合により、公共交通サービスの効率が向上すると述べた。新ターミナルは福岡市の博多駅のような高層ビルになる予定で、各階から地域別に出発エリアを設ける。フードコードや土産物店など商業エリアも併設する。