バンコク都庁は3日、歩行者に優しい新型バス停の設置を進めている。2025年度予算では都内300カ所に設置する予定だが、タイの強い日差しやゲリラ豪雨に対応できていないとの批判も起こっている。
カオソッドの報道によると、バンコク都報道官は新型バス停について、開放的でシンプルな設計だと説明。照明設備やバス路線案内などを備え、将来的にはバスの到着状況やイベント案内を表示するモニターなどの機能を備えたスマートバスシェルターのスペースもある。
現在のモデルは2種類。Mタイプ(C2)は2×3メートル(座席3席)で、1件当たりの建設費は28万バーツ。Lタイプ(C3)は2×6メートル(6席)で、建設費は32万バーツ。2023年度予算で30カ所が完成。2024年度予算では66カ所が完成し、29カ所を建設中。
新型バス停の設置が進む一方、利用者からは「座席が少ない」「日差しや雨を避けられない」との不満の声も出ている。