タイ国営通信会社ナショナル・テレコム(NT)は、コールセンター犯罪集団の拠点となっているミャンマー5地域へのインターネット回線について、7日から切断していると明らかにした。またタイ政府は、ミャンマーへの太陽光パネルの輸出停止措置を検討している。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、最高経営責任者のサンパチャイ氏は、7日から5国境地域への国際通信信号を遮断したと述べた。国家放送通信委員会(NBTC)と国家サイバーセキュリティ庁(NCSA)が追加措置を指示する可能性もある。
また国家安全保障会議は11日、商務省が提案しているミャンマーへの太陽光パネル輸出の停止や、石油・調理用ガスの輸出規制を追加措置として検討。実現すれば、犯罪集団の自家発電を防ぐことができる。
報道によると、タイ当局が5日から送電を停止しているみゃんまー5地域では、地域住民の住むエリアが暗闇に包まれている一方、犯罪集団が使用している建物の照明は点灯しているという。