タイの新賃金委員会は23日、1日当たりの最低賃金を現行から平均2%(7~55バーツ)引き上げ、2025年1月1日から400バーツ~337バーツの範囲で引き上げると決定した。
カオソッドなどの報道によると、委員会は政府関係者と雇用主、従業員の三者で構成。23日午後1時から午後6時30分まで5時間以上にわたり議論した。上昇率は生活費や社会状況、雇用主の賃金上昇への対応能力に基づき、17段階に分類した。バンコクは363バーツ。
1月1日から1日当たりの最低賃金を400バーツに引き上げるのは、プーケット県(現在370バーツ)とチャチューンサオ県(350バーツ)、チョンブリー県(361バーツ)、ラヨーン県(361バーツ)、スラートターニー県サムイ郡(345バーツ)の4県1郡。
同委員会の委員長を務めたブンソン労働次官によると、サムイ島とプーケットは観光地で生活費が高く、チャチューンサオ県とチョンブリー県、ラヨーン県は東部経済回廊を形成しているため、最低賃金を1日400バーツに引き上げると述べた。その他の最低賃金は以下の通り。
・380バーツ:チェンマイ県ムアンチェンマイ郡(350バーツ)、ソンクラー県ハートヤイ郡(345バーツ)
・372バーツ:バンコク(363バーツ)、ナコーンパトム県(363バーツ)、ノンタブリー県(363バーツ)、パトゥムターニー県(363バーツ)、サムットプラーカーン県(363バーツ)、サムットサーコーン県(363バーツ)
・359バーツ:ナコーンラーチャシーマー県(352バーツ)
・358バーツ:サムットソンクラーム県(351バーツ)
・357バーツ:コーンケーン県(350バーツ)、チェンマイ県(ムアンチェンマイ郡を除く)(350バーツ)、プラーチーンブリー県(350バーツ)、アユタヤ県(350バーツ)、サラブリー県(350バーツ)
・356バーツ:ロッブリー県(349バーツ)
・355バーツ:ナコーンナーヨック県(348バーツ)、スパンブリー県(348バーツ)、ノーンカーイ県(348バーツ)
・354バーツ:カーンチャナブリー県(345バーツ)、チャンタブリー県(345バーツ)、チェンライ県(345バーツ)、ターク県(345バーツ)、ナコーンパノム県(345バーツ)、ブリーラム県(345バーツ)、プラチュワップキーリーカン県(345バーツ)、パンガー県(345バーツ)、ピッサヌローク県(345バーツ)、ムックダーハーン県(345バーツ)、サコンナーコン県(345バーツ)、ソンクラー県(ハートヤイ郡を除く)(345バーツ)、サケーオ県(345バーツ)、スラートターニー県(サムイ島郡を除く)(345バーツ)、ウボンラーチャターニー県(345バーツ)
・351バーツ:チュムポーン県(344バーツ)、ペッブリー県(344バーツ)、スリン県(344バーツ)
・350バーツ:ナコーンサワン県(343バーツ)、ヤソートーン県(343バーツ)、ラムプーン県(343バーツ)
・349バーツ:カーラシン県(342バーツ)、ナコーンシータンマラート県(342バーツ)、ブンガーン県(342バーツ)、ペッチャブーン県(342バーツ)、ローイエット県(342バーツ)
・348バーツ:チャイヤナート県(341バーツ)、チャイヤプーム県(341バーツ)、パッタルン県(341バーツ)、シンブリー県(341バーツ)、アーントーン県(341バーツ)
・347バーツ:カムペーンペット県(340バーツ)、ピチット県(340バーツ)、マハーサーラカーム県(340バーツ)、メーホンソーン県(340バーツ)、ラノーン県(340バーツ)、ラーチャブリー県(340バーツ)、ラムパーン県(340バーツ)、ルーイ県(340バーツ)、シーサケート県(340バーツ)、サトゥーン県(340バーツ)、スコータイ県(340バーツ)、ノーンブワラムプー県(340バーツ)、アムナートチャルーン県(340バーツ)、ウドンターニー県(340バーツ)、ウッタラディット県(340バーツ)、ウタイターニー県(340バーツ)
・345バーツ:トラン県(338バーツ)、ナーン県(338バーツ)、パヤオ県(338バーツ)、プレー県(338バーツ)
・337バーツ:ナラーティワート県(330バーツ)、パッターニー県(330バーツ)、ヤラー県(330バーツ)