日本政府観光局(JNTO)が18日発表した訪日外客数(推計値)によると、11月に日本を訪れたタイ人旅行者数は前年同月比3.4%増の11万8000人だった。
JNTOによると、タイではビザ免除措置による中国旅行の人気の高まりや、消費者購買力の低下などのマイナス要因がある一方、バンコク~名古屋間の直行便数の増加などの影響もあり、訪日外客数は前年同月を上回った。1~11月の累計は前年同期比15%増の100万2200人。
訪日外国人旅行者数は、前年同月比30.6%増の318万7000人で、11月として過去最高を記録。先月に引き続き、紅葉シーズンによる訪日需要が高まり、中国と韓国、台湾、米国などで前年同月比の訪日外客数が増加した。
1~11月の累計は3337万9900人で、過去最高だった2019年の年間累計を上回った。23 市場のうち 5 市場(韓国、香港、インドネシア、ベトナム、フランス)が累計訪日外客数が過去最高を更新し、これまでに計 16 市場が累計での過去最高を記録している。
国別では多い順に、韓国74万9500人(前年同月比15.3%増)、中国54万6300人(同111.5%増)、台湾48万8400人(同21%増)、米国24万7500人(同34%増)、香港22万7100人(同13.3%増)。