8日午前6時、タイの歌手ピン・チャヤーダさん(20歳)が敗血症で急死した。ピンさんは10月から11月にかけて東北部ウドンターニー県のマッサージ店で首周辺などの施術を3回受け、その後に容体が悪化したことから、死因との関連が取り沙汰されている。医師は「マッサージと死因の関連性は低い」としている。
公共放送PBSなどの報道によると、ピンさんは10月5日、首と肩に痛みを感じ、同県にあるマッサージ店を訪れた。ピンさんのフェイスブックによると、首をひねる施術を含むマッサージを受けたという。
その後、ピンさんは腕のしびれなどを感じ、同じマッサージ店で2回の施術を受けたが、全身に痛みがあり、体が麻痺したような状態になった。ピンさんは11月23日に病院に搬送されたが容態が悪化。27日に集中治療室に移されて治療を受けていたが、12月8日の6時に死亡した。
県保健当局によると、ピンさんが施術を受けたマッサージ店は認可を受けた店舗で、マッサージ師7人全員が就労許可証を持っていた。またピンさんが搬送された病院の医師は、ピンさんは10月、横断性髄膜炎のため入院治療していたと述べた。
ピンさんの親族は、マッサージが死因の要因になったと主張。医師は「現段階ではマッサージが要因なのか確認できない。さらなる調査が必要だ」としている。