現地時間11日午前10時15分、ASEAN関連首脳会議出席のためラオス人民民主共和国を訪問中のタイのペートンターン・シナワット首相は、石破茂首相と立ち話し、経済・安全保障分野をはじめ、日タイ関係を強化していくことで一致した。
外務省によると、両首相は互いの首相就任への祝意を述べ、石破首相は「エネルギー・産業対話」の早期立ち上げや、自動車産業の協力推進、安全保障分野における協力を強化したいと述べた。
ペートンターン首相は、石破首相に同意し、タイの政策は継続していると応じた。
またカオソッドの報道によると、石破首相は就任したばかりだが、東部経済回廊(EEC)や自動車産業など、日タイの共同計画や政策は継続すると確認。今後もエネルギー・自動車の新技術分野で協力を継続すると述べた。
石破首相はこれまでに、軍事施設の見学などでタイを7回訪問。安全保障分野でタイとの協力を期待しているという。ペートンターン首相は、国防省が日本側と引き続き協議すると語った。