さまざまなタイ料理の〝おいしい〟を訪ねて各地をめぐったルポエッセイ『タイ味紀行 知られざる“おいしい”を訪ねて』(定価1870円)が2024年9月19日に発売した。
イカロス出版(東京都千代田区)によると、著者はタイ在住の岡本麻里(おかもと・まり)さん。
塩気や甘さ、酸味、辛み、旨み、爽やかさ・・・複雑で奥深い「タイの味」を形作るものを求め、北から南まで「タイ味」を訪ねる旅に出た岡本さんが、ナンプラーやガピ、プラーラーなどの調味料から、塩卵や発酵豚肉などの食材、地方の名物料理、お祭りの食べものなどの産地を訪ね、臨場感ある文章と写真で紹介する。
失われつつある昔ながらの製法で作る調味料やお菓子などの魅力、周辺国からの影響も受けた食文化の豊かさ、バンコクやプーケットだけではないタイ各地の面白さ――読みながらおいしい旅ができて、「タイの食」の奥深さを味わえる一冊となっている。
岡本さんは19 歳でタイを初訪問。イギリスの大学を卒業後、1999 年にタイ語の勉強のためチェンマイを訪れ、そのまま移住。ホテル勤務や地元の日本語情報誌制作に携わり、現在はチェンマイとタイの情報発信やカカオ栽培を手掛けている。
著書に『タイの屋台図鑑』(情報センター出版局)、『今日からタイ語!【新版】』(白水社)、『北タイごはんと古都歩き チェンマイへ』(イカロス出版)、『タイに住んでみた![タイ語]』(The Writer’s Secret)などがある。