タイ国鉄(SRT)は28日、国内最長の約5.4キロメートルの鉄道トンネル「パーサデット・トンネル」をサラブリー県で開通したが、乗客からトンネル内の粉塵について苦情があり、清掃のためすぐに閉鎖した。再開通は8月12日の予定。
マティチョンの報道によると、新トンネルはSRTの東北行き新複線の一部。トンネルを利用すると、同県のマップカバオ駅からムワックレック駅までの所要時間が15分短縮できる。
トンネル封鎖中は、マップカバオ駅からパーサデート駅、ヒンラップ駅を経てムワックレック駅に向かう旧路線を走る。
報道によると、粉塵問題はソーシャルメディアで拡散。トンネルの建設の影響によるものと思われる粉塵が、電車の通過時に巻き上げられ、窓を開けて走行していた車内に充満した。ネット上には、乗客が鼻を覆い、携帯電話などの所持品や衣服が粉塵で汚れる様子を映した画像や動画が投稿された。