タイ・コメ輸出協会によると、1~5月のコメ輸出量は、前年同期比16.5%増の405万7711トン、輸出総額は同46.6%増の946憶4100万バーツだった。5月単月では前月比29.3%減の65万9566トン。輸出額は同56億6300万バーツ減の161億2400万バーツだった。
カオソッドの報道によると、6月26日発表の5%タイ白米の輸出価格は、1トン当たり603ドル。ベトナムの560~565ドルやパキスタンの575~580ドルに比べて高額となった。タイのパーボイル米の輸出価格は1トン当たり606ドルで、インドの540~545ドル、パキスタンの590~594ドルより高かった。
同協会のチャルーン会長は、タイ米とインド・ベトナム・パキスタン産のコメの価格差により、市場シェアを奪われたと述べた。また雨天続きで白米とパーボイル米の収穫量が減少したことや、大雨の影響で船への積み降ろしが遅延したことが影響したと指摘した。白米の輸出量は前月比88%減の40万7608トン。
1~5月のコメ輸出上位5カ国は、1位:インド720万トン(前年同期比25.4%減)、2位:タイ406万トン(同16.5%増)、3位:ベトナム403万トン(同11.2%増)、4位:パキスタン302万トン(同72.5%増)、5位:アメリカ150万トン(同66.7%増)。
1~5月のタイ米の輸入上位5カ国は、1位:インドネシア91万4761トン(前年同期比96.6%増)、2位:イラク36万3438トン(同38.7%減)、3位:アメリカ34万4873トン(同15.8%増)、4位:フィリピン28万522トン(同362.1%増)、5位:南アフリカ22万9369トン(同36.9%減)。