マルコメ(長野市)の植物性ミルク「プラス糀 米糀ミルク」が、5月28日から6月1日にタイ・バンコクで開催された国際食品展示会「THAIFEX」で、食品業界の未来のトレンドとなる革新的な商品の一つとして「Anuga tasteInnovation Show 2024 Winners」に選出された。
マルコメによると、同社は革新性・創造性・将来的なトレンド性などが評価された製品が参加できる特別展示「Anuga tasteInnovation Show」に出展していた。
「米糀ミルク」は、同社が2024年3月に発売した植物性ミルク。乳成分や大豆などのアレルゲン(特定原材料等28品目)を含まず、乳糖不耐(乳製品を摂取するとお腹の調子が乱れる)者も安心して飲めるという。
抗酸化作用が注目されているコメ由来のビタミンEと、糀由来のエルゴチオネイン(希少アミノ酸の一種)が成分に含まれ、特別展示では特に優れたプラントベース・アレルゲンフリーの代替食品として評価を受けた。ファイナリスト60社から、試食・試飲ワークショップの投票でWINNERSの一つに選出された。
同社は「発酵×植物性ミルクという新ジャンルで、当社独自の発酵技術で甘みを抑えた味わいが『未来の飲料』として審査員から高く評価された。今回の受賞を機に、日本のみならず海外への輸出にも注力していく予定です」としている。
タイ国際食品展示会「THAIFEX」は、アジア太平洋地域最大規模の食品・飲料産業の展示会。期間中、52カ国・地域から3133の出展者が参加。131カ国から8万5850人が来場した。WINNERSには計12社が選出された。