タイ商務省が発表した貿易収支統計によると、5月のタイの輸出額は前年同月比7.2%増の262憶1950万ドル(9602憶2000万バーツ)で、14カ月ぶり高水準となった。上昇は2カ月連続。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、金・石油関連製品・武器を除く実物部門は同6.5%増。
同省の貿易政策・戦略事務局(TPSO)のプーポン・ナイヤナパコーン局長は、農産物の輸出が好調で、貿易収支は5カ月ぶり黒字となったと述べた。輸入額は同1.7%減の255憶6330万ドル(9470憶700万バーツ)で、貿易収支は6億5610万ドル(132憶1400万バーツ)の黒字。
1~5月の輸出額は、前年同期比2.6%増の1209憶5410万ドル(4兆2982憶4800万バーツ)。輸入額は同3.5%増の1259憶5410万ドル(4兆5422億2400万バーツ)で、貿易赤字は54億6070万ドル(2439億7600万バーツ)。
5月の農産物・農工業製品の輸出は、前年同期比19.4%増加した。生鮮・冷蔵・乾燥果物は同128%増、動物性・植物性油脂は同95.7%増、コムは同46.6%増、ペットフードは同39.2%増、牛乳・乳製品は同16.7%増。
一方、砂糖は同46.1%減、キャッサバ製品は同16.2%減、コメは同4.5%減、缶詰・加工魚介類は同0.6%減少した。
1~5月の農産物・農工業製品の輸出額は、前年同期比4.7%増。工業製品は同4.6%増加した。携帯電話・関連部品が同111%増、コンピューター・関連部品が同44.4%増、銅・銅製品が同33.9%増、木材・木材製品が同16.7%増。
同省によると、5月の果物輸出は前年同期比128%増で、ドリアンは同14%増の830億5980万バーツだった。主な輸出先は中国。6月の輸出も成長を維持する見込み。