21日午後、ロンドン発シンガポール行きのシンガポール航空SQ321便が、インド上空で激しい乱気流に遭い、1人が死亡、約70人が負傷した。航空機はタイのスワンナプーム国際空港に緊急着陸した。
タイラットの報道によると、SQ321便は、インドのエーヤワディー川の3万7千フィート上空で乱気流に巻き込まれ、3分間で3万1千フィートまで急降下した。ルートを変更して3時45分にバンコクへ着陸。負傷者の多くの人はシートベルトを着用していなかった。
公共放送PBSの報道によると、死亡したのは英国人男性(73歳)。シンガポール航空によると、SQ321便には乗客教員229人が搭乗していた。日本人とタイ人は搭乗していない。同社は「タイ当局と協力し、必要な医療支援を提供する。バンコクにチームを派遣する」としている。
報道によると、SQ321便は突然の晴天乱気流に遭遇し、レーダー探知が間に合わなかったと見られている。スワンナプーム国際空港のキティポン社長によると、緊急着陸による死亡事故の発生は、同空港では初めて。キティポン社長は着陸後に機内入り。機内の様子について「めちゃくちゃだった」と語った。