8日午前10時23分頃、タイの首都バンコクのチャラン・サニットウォン通りソイ93で、解体中の建物が突然崩落する事故があった。コンクリート片の落下で周辺の家屋が損壊。負傷者はいなかった。
カオソッドの報道によると、崩落した建物は4階建ての商業ビル。建物は路面に向かって崩落し、周囲は粉塵に覆われた。3車線道路のうち2車線に瓦礫が散乱し、通行する車両は注意しながら運転していた。
ネイションの報道によると、自宅が商業ビルに隣接するクリーニング店オーナーは、家の屋根がコンクリート片で壊れ、粉塵が屋内に落ちたと語った。工事の請負業者は、オーナーに賠償金の支払いを約束したという。
商業ビルの解体は、バンコク首都局の橋と高架道路の建設プロジェクトの一環。関係者によると、作業員がブルドーザーで建物を空いたスペースに倒そうとしたが、逆方向に傾いて倒壊したという。