タイ・コメ輸出業協会は、3月のコメ輸出量が前年同月比8.8%増の71万6619トンで、輸出総額は同36.9%増の173億2900万バーツだったと発表した。第1四半期(1~3月)の輸出量は前年同期比19.4%増の246万トン、輸出総額は同49%増の567億3000万バーツ。
公共放送PBSの報道によると、同協会のチャルーン・ラオタマタス会長は、第1四半期の世界最大のコメ輸出国はインドで、輸出量は前年同期比28.1%減の430万トンだったと述べた。2位はタイで同19.4%の246万トン、3位はベトナムで同17.7%増の218万トン、4位はパキスタンで同68.5%増の198万トンだった。
タイラットの報道によると、第1四半期にタイが輸出した品種は、白米が最多で同51.9%増の165万トン。タイ香り米は同40.4%増の17万5145トン。パーボイル米は同57.2%減の15万291トン。スティッキーライスは同7.7%増の6万8348トン。
パーボイル米は、輸出相手国の需要減少や、購入者が安価なインド産を選択したため、輸出量が半減した。
輸出市場別では、インドネシア向けが同132.3%増の62万7154トン。アメリカ向けは同23.1%増の21万8942トン。フィリピン向けは同744.1%増の20万3815トン。