タイ・コメ輸出業協会は、2月のコメ輸出量が前月同月比15.6%減の80万225トンで、3カ月ぶりに減少したと発表した。輸出総額は同11.2%減の185億3100万バーツ。白米、パーボイル米、ジャスミンライスの輸出量が減少した。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、チャルーン会長は2日、重要輸出先のインドネシアとフィリピン、マレーシア、イラクからの注文が減少したと述べた。
白米の輸出量は、前月比25%減の50万3733トン。パーボイル米の輸出量は、同33.6%減の4万3574トン。ジャスミンライスの輸出量は、同4.7%減の1万14424トン。
今年1~2月の累積コメ輸出量は、前年同期比24.4%増の174万7966トン。輸出総額は同55.1%増の394憶100万バーツだった。
同協会は、3月のコメ輸出量を約80万トン、第1四半期は約250万トンと予測している。白米の主要輸出先はインドネシア、フィリピン、マレーシアなどのASEAN諸国や、アフリカ、中東など。インドはパーボイル米に対する輸出税を無期限で延期しているため、タイへの注文数は増加している。
3月27日現在のタイの白米(5%)価格は、1トン当たり601ドル。ベトナムとパキスタンの白米価格はそれぞれ同582~586ドルと同605~609ドル。
タイのパーボイル米価格は、1トン当たり606ドル。インドとパキスタンのパーボイル米の価格はそれぞれ、同551~555ドルと同618~655ドル。