米ニールセンがこのほど発表したタイ国内の広告市場に関する調査によると、2023年のメディア広告支出は、前年比3%増の1164億1300万バーツだった。
媒体別では、前年比で6部門中4つの媒体が成長。伸び率が最も高かったのは屋外広告で、同16%増の175億2100万バーツだった。インターネットは同13%増の289億9900万バーツ、ラジオは同8%増の37億1900万バーツ、映画は同7%増の28億5000万バーツだった。
一方、印刷物は同13%減の26億5000万バーツ、テレビは同3%減の606億8900万バーツだった。
種類別では食品・飲料が最も多く、同1%減の184億6800万バーツ。次いで化粧品類が同4%増の152億2700万バーツ、レンタル店・食品テイクアウトが同3%減の113億7900万バーツだった。成長率は衣料品(同122%増)と旅行(同21%増)が最も高かった。
広告主別では、ユニリーバ(タイ)が45億500万バーツで最も多く、次いでネスレが20億2200万バーツ、プロテクター・アンド・ギャンブルが20億2100万バーツだった。