タイは、広告からドキュメンタリー、テレビ、映画など、世界中の撮影ニーズに応えるロケ現場を持つ国だ。タイ観光・スポーツ省観光局の2023年データによると、タイでの外国映画撮影件数は、40カ国から466本、収入は66憶バーツで、過去最高を記録した。
マティチョン・オンラインの報道によると、撮影件数が最多の国はアメリカで、映画34本。総額は31億8400万バーツだった。香港(7億700万バーツ)、中国、ドイツ、韓国が続いた。
ロケ収入は、2022年の約20億バーツから3倍に増加。外国映画の制作費に対し、最大20%をキャッシュバックする同省の優遇策が、重要な要因になったという。
同省のタイ・フィルム・オフィス(TFO)は、最も撮影現場に利用されたタイの5県を公開した。
1位:バンコク(282本)ワットアルン・フアランポーン駅など。
2位:チョンブリー県(77本)パタヤビーチロード・ラーン島・シーチャン島など。
3位:サムットプラーカーン県(60本)旧市街・スタジオパーク・スパナワ桟橋など。
4位:パトゥムターニー県(52本)ACTSスタジオ・バンコク大学・ランシット大学など。5位:プーケット県(47本)パラダイスビーチ・プーケット旧市街など。