タイ大手広告代理店のメディア・インテリジェンスは、2023年通年のタイ広告費が、前年比4.4%増の845億4900万バーツになると明らかにした。プラチャーチャート・トゥラキットが報じた。
2023年に最も予算支出が多かった10業種中、広告予算を最大43%削減した業種もあれば、68%増加した業種もあり、全体的な広告費の成長率は前年より高くなった。
今年最も広告予算を投入したのは歯磨き粉業界で、前年比12%減の26億2700万バーツ。テープタイの支出が最多だった。2位は電子市場業界で、同26%減の17億9200万バーツ。支出最多はShopeeだった。3位は炭酸水業界で、同27%減の16億5300万バーツ。最多はPepsiだった。
1~3位の業界の広告支出が減少した一方、4~6位は増加した。4位は粉ミルク業界で、前年比68%増の12億9300万バーツ。支出最多はEnfagrowだった。5位は日焼け止めクリーム業界で、同8%増の11億3000万バーツ。支出最多はNIVEA。6位はファーストフード業界で、同11億700万バーツ。最多はKFC。
7位はビタミン・健康関連業界で、同16%減の10億8900万バーツ。最多はNEUROBION。8位はピックアップトラック業界。前年比広告支出は10業種中で最も落ち込み、同43%減の10億3900万バーツ。支出最多はいすゞだった。
9位は低刺激シャンプー業界で、同36%増の10億2600万バーツ。DOVEが最多だった。10位はフケ防止シャンプー業界で、同36%増の9億9910万バーツ。CLEARが最多だった。
2024年の広告費は、4%増の879億6000万バーツと予測している。