タイ商務省貿易政策・戦略事務局(TPSO)の統計によると、1~10月のコメ輸出量は、前年同期比11.4%増の692万2649トン、輸出額は同24.7%増の39億6731万米ドル(1362億8984万バーツ)だった。プラチャーチャート・トゥラキットが報じた。
国別では、インドネシア向けが最多で、輸出量は105万7537トンだった。輸出額は5億2345万米ドル(180億3556万バーツ)で、全体の13.2%を占めた。輸出米の種類は白米が多かった。
輸出額の2位はアメリカで、全体に占める割合は13%。3位はアフリカで10.5%、4位はイラクで9.4%、5位は中国で4.4%だった。
インドネシア向け輸出が増加した要因として、同国ではエルニーニョ現象による干ばつの影響でコメ収穫量が減少し、タイからの輸入量を増やたことを挙げた。
昨年のインドネシア向けコメ輸出量は9万1714トン、輸出総額は4224万ドル(12億1155万バーツ)だった。