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　衛星データ分析などを手掛けるサグリ（兵庫県丹波市）は4日、農業・食品事業を展開するタイCPグループ傘下のBKP社と共同で、衛星データを活用した実証実験を実施すると発表した。タイ東北部にあるBKP社のとうもろこし農地を対象に、衛星データを活用した土壌分析を行う方針。

　同社によると、衛星データを活用した土壌分析により、従来の分析に比べて費用や時間を大幅に削減できるという。土壌分析結果を踏まえて施肥を最適化する、農地由来のカーボンクレジット創出事業も想定しているという。

　農作物輸出大国のタイで、とうもろこしはコメやキャッサバ、ゴムなどに次ぐ５％のシェアを持つ重要な農作物。土壌分析には多くのコストと時間がかかるため、部分的にしか実施できていない状況だという。

　同社は、2019年に開催された日本のスタートアップとタイ財閥企業のビジネスマッチングを目的としたピッチイベント、ロックタイランドへの参加し、タイ市場への進出調査を開始。2023年1月にシンガポール法人を設立し、CPグループとの協議を重ねてきた。

　発表は、バンコクで4日開催したロックタイランド（Rock Thailand#5 Co-Creation of Japan-Thailand : Empowering Growth in ASEAN）で、西村経済産業大臣やCPグループのスパチャイCEO（Suphachai Chearavanon）立ち会いの下で行われた。

【CPグループと連携発表！】
タイ大手財閥のCPグループと当社の土壌分析技術の実証連携を発表！！西村経済大臣や、CPグループCEOスパチャイ氏も交えた場で、連携発表をできました！グローバル展開を加速しており、世界で戦う仲間を求めてます！興味あれば、気軽に連絡を！https://t.co/qZUW1g5e6S... pic.twitter.com/4W1prbcTbz

— 坪井 俊輔(サグリ) (@uchukunda2) November 6, 2023