タイ商務省外国貿易局(DFT)は1日、9月のタイ国境貿易の総額は、前年同月比3.32%減の1485憶6400万バーツだったと発表した。輸出額は同3.97%減の874億8000万バーツ、輸入額は同2.37%減の610億8400万バーツで、貿易収支は263億9600万バーツの黒字となった。マティチョン・オンラインが報じた。
DFTのラナロン局長によると、9月の隣国4国(マレーシア、ラオス、カンボジア、ミャンマー)との国境貿易額は、前年同月比16.19%減の757億400万バーツだった。輸出額は同15.69%減の481億1300万バーツ、輸入額は17.03%減の275憶9100万バーツで、貿易収支は205億2200万バーツの黒字。
国別では、マレーシア向け輸出額は前年同月比19.41%減の134億5100万バーツ。主要な輸出製品は、パソコンと関連機器、自動車と関連部品だった。
ラオス向け輸出額は同3.53%減の124億8900万バーツ。主要輸出製品はディーゼルオイルやその他の精製油、精製糖など。
カンボジア向け輸出額は同26.62%減の111億700万バーツ。主要輸出製品は、機械や関連部品、飲料など。
ミャンマー向け輸出額は同9.99%減の110億6600万バーツ。主要輸出製品は、ディーゼルオイルやパームオイル、その他の精製油など。
国境経由での第3国(中国、シンガポール、ベトナムなど)貿易は、前年同月比15.03%増の728億6000万バーツ。輸出額は同15.69%増の393億6700万バーツ、輸入額は同14.26%増の334億9300万バーツで、58億7400万バーツの黒字となった。
中国向け輸出額は、前年同月比107.20%増の224億100万バーツ。主要輸出品は、ドリアンやハードディスクドライブ、マンゴスチンなど。
シンガポール向け輸出額は、同7.52%増の56億5700万バーツ。主要輸出品は、ハードディスクドライブやパソコンと関連機器など。
ベトナム向け輸出額は、同23.74%減の32憶2800万バーツ。主要輸出品は、炭酸ミネラルウォーターや半導体、ドライ竜眼。
日本や香港、アメリカ向けへ輸出額は、同41.11%減の80億8200万バーツだった。