マティチョン・オンラインの報道によると、タイのSNSで「電車内で僧侶に席を譲るべきか?」と話題になっている。
あるフェイスブックユーザーは2日、バンコク・メトロMRTの車内を撮影した写真と共に「優先席の隣に僧侶が立っていた」と投稿。閲覧した人からは「なぜ誰も僧侶に席を譲らないのか?」と批判の声が上がった。
フェイスブックに投稿された写真の様子では、電車内は満員状態。タイの優先席は、子供や妊婦、高齢者、僧侶、障碍者用で、「僧侶に席を譲るべき」という批判が上がる一方、「なぜ譲る必要があるのか」という意見もあった。「若い僧侶なら立てる」や「海外では僧侶専用の席は無い」という声もあった。
バンコク・メトロを運営するBEMは、今回の騒動について「優先席は子供や妊婦、高齢者、僧侶、障碍者向けの席で、一般の人も使用可能です。席を必要としている人に、いつでも譲る精神を持つべきです。優先席に限らず、思いやりの問題です」としている。