各報道によると、反独裁民主主義同盟チェンマイ支部幹部のピチット・タームーン巡査部長補は3日、暗殺要員とされる赤服軍団関係者11人が逮捕された理由やいきさつを明確にするよう治安当局に要求した。
この要求は、2日16:00頃にチェンマイ県メーオーン郡内にあるプーファーリゾート内で赤服軍団の戦闘要員11人が逮捕されたと伝えられている事を受けたもので、コム・チャット・ルゥク紙(注:ネーション系)が安全保障当局筋からの情報として伝えたところによると、この逮捕は、先に逮捕された赤服戦闘部隊要員の男の証言に基づき実現したもので、男によると、情勢扇動行動や指導者暗殺の機会を待つためにカンボジアで武装訓練を受けた30人の戦闘要員がリゾートに集結しており、また暗殺ターゲットに関しては、特にネーウィン・チットチョープ氏に対して2千万バーツの懸賞金がかけられていたという。
また、今回の逮捕は、男の証言に基づき治安を脅かす緊急性があるものと判断し家宅捜索令状が無いまま行われたという。
同盟チェンマイ支部幹部のピチット巡査部長補は、赤服関係者が逮捕された事は確認出来ているものの、逮捕容疑や逮捕にいたる経緯等に関しては明らかになっていないとした上で、治安当局に対して、今回の逮捕容疑や公正な手続きに則り逮捕が行われたのか明確にするべきであると指摘した。
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