各報道によると、法務省特別捜査局のターリット局長は3日17:00過ぎに放送された緊急特別放送の中で、4月10日に反独裁民主主義同盟のパンファー橋集会場上空からビラを配布していたヘリコプターに向けた銃撃により軍関係者1人が負傷した事件に絡んで、軍・警察の治安部隊は3日に複数の容疑者を逮捕し、銃器や爆発物等を押収した事を明らかにした。
押収されたのは、M16ライフル1挺と銃弾480発、カービン銃1挺と銃弾115発、AKライフル5挺と銃弾247発、3発のM67、5発のM26、4発のM79、大型の爆竹27発、ガソリン入りの瓶107本、パチンコと大量のガラス玉等で、押収された銃器類をこれまでに発生した不穏な動きの際に使用した事があると容疑者は供述しているという。
一方、この発表に先立ち各報道は、首都圏警察本部クローンタン署のパトロール警察隊を中心にした治安部隊が3日未明、バンコクのスワンルワン区ソーイ・オーンヌット17にあるタウンハウス内で家宅捜索を行い、反独裁民主主義同盟の自警組織に所属する33歳と28歳の男を武器等の不法所持容疑で逮捕し、火炎瓶107本、M16ライフ1挺、AKライフル5挺、カービン銃1挺、それぞれの銃に使用される銃弾多数、擲弾10発、手榴弾や催涙弾等を押収したと報じていた。
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