連立与党チャート・タイ・パッタナー党の前身であるチャート・タイ党元副党首のソムサック・プリサナンタグン氏は27日、連立与党が進める憲法改正への不支持を決定した民主党は、この決定により自らの政権党としての寿命を縮めたという事を理解するべきであると指摘すると共に、野党が提出を進めている不信任決議案審議の際にチャート・タイ・パッタナー党側が所属議員に自由投票を認める可能性がある事を明らかにした。
 ソムサック氏は、先の民主党の決定は、ここ1年間の民主党側の対応を見れば決して不思議な話では無く想定内の話でしかなかったと指摘した上で、政権誕生時の合意事項である憲法改正を前進させる上でわざわざ民主党の機嫌を窺う必要は無く、今やアピシット首相自身が、議会解散ないしは首相辞任の決断に向けたカウントダウンを行う段階にきていると指摘した。
 また、ソムサック氏は、憲法改正は議会システムに則り行われるべきであるとするアピシット首相の言葉に従い、野党が提出を計画している内閣不信任決議案審議の際には、民主党では無く民意に従って投票する事になると語り、党所属議員に自由投票を認める可能性がある事を示唆した。
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