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　タイのハーブ吸入器メーカー、ホンタイは、人気の吸入器20万個をリコールすると発表した。タイ食品医薬品局（FDA）が、同社の「フォーミュラ2」で微生物汚染を確認した。

　カオソッドなどの報道によると、対象商品は製造番号000332（製造日2024年12月9日、有効期限2027年12月8日）。同社は商品を店頭から撤去した。対象商品を購入した消費者には、全額返金か商品の無料交換の対応をする。

　FDAは29日、吸入器にカビを発見したとのインターネット上の報告を受け、サンプル収集して検査したと発表。対象製品に安全基準を超過した菌を検出した。吸入器を使用すると、真菌の胞子などによる呼吸器感染症や、ぜんそくを伴う呼吸困難、咳などの健康被害を引き起こす恐れがあるという。