各報道によると、バンコクの首都圏警察本部パトゥムワン署は13日22:30頃、BTS線国立競技場駅近くのマーブンクローンセンター前で集団で携帯電話ショップの修理技術者(27)に対して暴行を加えた容疑で17人の学生を逮捕した。
報道により、技術者の他に、助けに入った駅の警備員や友人の2人も暴行を受け負傷したとするものもある。
国立競技場駅の警備員からの通報を受け警察が駆けつけた時は、40人以上の学生が抗争を展開していたが、多くが警察の姿を見て逃走した。また、一部は、自分は無関係である、自分は善良な一般市民であると主張して警察の逮捕をかわしていった模様。
被害にあった技術者によると、ショップ内で携帯電話の修理中に、突然3人組に襲われ、更に3人組から連絡を受け加勢に入った集団が助けに入った警備員や友人に暴行を加えたという。
逮捕された学生は全員近くにあるパトゥムワン工科大学の学生で、12日に同校の学生3人が校門前でバイクに乗った2人組に銃撃され重傷を負うという事件が発生した事を受け、ライバル校である近くにあるラーチャモンコン工科大学ウテーンタワーイ校の学生との間で緊張が高まっていた。
初期報道段階では依然情報が錯綜しているが、逮捕された学生の多くが警察側のヤラセにより濡れ衣を着せられたと主張しているが、一部の学生は、ライバル関係にあるウテーンタワーイ校の学生から暴行を受けたとの下級生からの連絡を受けて加勢したが、駆けつけた時には学生は既に逃げたあとで何も起きていなかったと主張している模様。
しかし、被害にあった技術者の男性の兄によると、監視カメラ映像から家に一緒に帰るためにマーブンクローンセンター前で恋人を待っていた技術者が、7人組に暴行を振るわれているのが確認でき、また、その一部が逮捕された17人の一部だった事が確認できているという。
警察側は、学生グループが技術者をライバル関係にある学校の学生と勘違いして暴行を振るった可能性もあると見て捜査を開始した。
* 報道映像
http://www.thaipbs.or.th/clip/index.asp?content_id=234356&content_category_id=688
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