バンコク都は13日、3月に発生したミャンマー大地震により倒壊した国家会計検査院ビル(チャトゥチャック区)での行方不明者の捜索と瓦礫の撤去を、5月15日に終了すると発表した。今後は警察と公共事業局へ任務を引き継ぐ。
マティチョンの報道によると、チャッチャート・シッティパン都知事やタウィダ・カモンウェート副知事ら関係者は13日、同区の大型ショッピングセンター「JJモール」に設置された統合指揮センターで、行方不明者の捜索と、建物の残骸解体作業の終了を発表した。
チャッチャート都知事は、15日午後4時までに、倒壊ビルの敷地を国家会計局に返還すると述べた。都の役割は終了するが、要請があれば支援を続けるという。
地震発生時、ビル建設のため内部で作業していたのは105人。9人が負傷して病院へ搬送され、96人が行方不明となっていた。捜索隊はこれまでに89人の遺体を収容。7人が行方不明となっている。犠牲者の国籍はタイ、ミャンマー、カンボジア、ラオス。