12日、サマック氏の首相続投を支持する為に国会ビル前に集まった親政府派は、あらためて17日に国会ビル前に集まりサマック氏の首相続投を要求する活動を展開する方針を明らかにした。
首相指名の為の下院議会が議会成立の要件となる出席議員数を満たさず延期が決まった際に、集まった親政府派グループの中から出席を見合わせた連立政党だけでなくサマック氏不支持を表明したパラン・プラチャーチョン党所属下院議員に対する不満の声があがったという。
また、同日早朝には、活動に合流する為に集まった学生グループを反政府派と勘違いした親政府派の一部の者が罵声を浴びせると共に暴行を振るおうとしたことがきっかけで、あわや同士討ちの事態になったが、途中で警察が間に入り事態は収まった。
一方、反独裁民主主義同盟元PTV系幹部でパラン・プラチャーチョン党所属下院議員のヂャトゥポン・プロームパン氏は、連立5党が議会への出席を忌諱した事が首相指名国会の延期の原因になったと指摘した上で、この背景に軍高官(報道により政治家)による連立5党への働きかけがあったと指摘した。
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