雇用・投資コンサルティング会社マーサーの「2026年の給与率」調査によると、タイの従業員の平均給与は、前年比5.2%増加する見込みだ。給与が増加する可能性が高い職種は、エネルギー(6.0%)、消費サービス(5.7%)、自動車&(5.5%)。専門技術を持つ人材の獲得競争と、年功序列から成果主義への移行が要因。
クルンテープ・トゥラキットの報道によると、同社は、タイ企業815社の約5400人を対象とした分析結果を公表。厳しい経済状況でも、99.6%の企業が2026年に給与の引き上げを予定していることが明らかになった。
給与上昇率が高い職種は、1位:エネルギー(6%)、2位:消費財(5.7%)、3位:自動車(5.5%)。インフレのほか、専門技術を持つ人材の獲得競争と、実力主義による報酬制度への移行が給与上昇の要因になっている。
企業は、優秀な人材の維持のため、長期的なモチベーションの醸成や、柔軟な福利厚生に取り組んでいる。従業員のオーナーシップ意識を育成するため、「従業員持株制度」を提供する企業が増加。2024年の19.3%から、2025年には38.2%に上昇している。さらに、多くの企業が「短期ボーナス」を提供。企業の95.3%は、従業員の長期雇用維持のためボーナスを利用している。
また、企業の23.5%は、従業員が必要に応じて変更できる福利厚生パッケージを提供。最も人気のある福利厚生は健康保険(89.5%)、娯楽/スポーツクラブ会員(76.6%)、健康診断(64.9%)。