CYBERDYNE(茨城県つくば市)は14日、タイ保健省医療サービス局老年医学研究所(Institute of Geriatric Medicine, Department of Medical Services:IGM-DMS)との間で、ASEANにおける「サイバニクス医療健康イノベーション」の推進で合意し、覚書を締結したと発表した。
同社によると、サイバニクス技術と、関連の医療専門家や同社グループが蓄積してきた科学的・実証的なエビデンスを駆使し、高齢者の機能改善、自立支援、健康寿命の延伸、医療・介護現場の負担軽減、社会保障制度の持続性確保への貢献を目指す。
装着型サイボーグHAL®腰タイプを活用した介護予防プログラムについては、計10回の短期介入(週2回・5週間)でも高齢者の移動機能(立つ・歩く・座るなどの日常動作)が大きく改善することが報告されている。日本での成果を踏まえ、タイで社会実装に向けた臨床展開や人材育成に関する協働を進める方針。
タイでは急速な高齢化が進展し、タイ保健省は2007年以降、JICA(国際協力機構)と連携して高齢化社会のニーズに対応した取り組みを実施。IGM-DMSは、予防・治療・リハビリテーションを通じた「Healthy Aging(健康長寿)」の実現に向け、包括的な施策を推進している。
2025年8月、タイ保健省代表団が同社を訪問。同社のサイバニクス技術が、タイの高齢化課題の解決に資するとの認識を共有し、戦略的パートナーとして、「サイバニクス医療健康イノベーション」を推進していくことで合意した。
「サイバニクス」は、人や人工(AI)知能ロボットを中心に、バイオ・医療系テクノロジーと、AI・ロボット・情報系のテクノロジーの融合を実現する、最先端領域の科学技術。