サーリーガー・ツアー社のラクサナ社長は24日、日本の定年退職者の面倒を見る社会保険当局(厚生年金当局?)と共同で、ロングステイ目的での滞在者の呼び込み推進の為に、チェンマイ県ハーンドン郡内で計画されていた、基準を満たした住居やスーパー、病院やクリニック、運動施設、スパ等で構成された、総予算約10億バーツ強のコンプレックスの建設計画の推進を日本側の意向で白紙撤回した事を明らかにした。
日本側が、政府の政策や、陰りが見え始めているタイ国内の観光市場、新たな観光資源の欠如、野焼き等による煙害を始めとする環境問題等の不安要素の存在を嫌っただけでなく、海岸沿いの他県からの誘致や外国人投資家から投資対象国として注目されているベトナムへの関心の移動により、チェンマイを訪れる日本人高齢者の数が減少傾向にあることが、今回の白紙撤回の背景にあると見られる。
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