陸軍のアカラ報道官は18日、ナラーティワート県スンガイゴーロック郡内の重要容疑者宅から押収されたPVC管の中に発見当初は3,000万バーツを大きく超える現金が隠匿されていたとの報道は、当局側によるネコババ疑惑を浮上させる事により当局間の対立を煽る目的で意図的に流されたデマ情報だった可能性があると指摘した。 アカラ報道官によると既に専門委員会を設置し真相解明を進めているという。 この発言は、重要容疑者宅内に大量の現金が隠匿されている事を通報したとされる住民が、押収された当時には7,000万バーツから9,000万バーツの現金が隠匿されていた筈であると証言していると報じられた事を受け、俄に当局側によるネコババ疑惑が浮上した事を受けたもので、アカラ報道官の発言に先立ってスラユット首相は、具体的な金額は聞いていないものの3,000万バーツを超える金額が押収されていた可能性があるとの報告を受けている事を認めた上で、既に関係当局側が専門委員会を設置し解明作業を進めていることから、政府主導で解明に乗り出す必要は無いとの考えを示していた。 参考
北部の麻薬密売組織との取引による収益が分離主義運動の支援費用に【南部情勢の最新記事】
タイの地元新聞を読む