民主党のオンアート報道官は16日、タクシン暫定首相が次期首相指名を辞退し、また将来新しい政府が組織されても解決し得ない危機的問題が山積していると指摘しました。 同報道官は発言の中で、タクシン体制によりもたらされた問題の多くが汚職や倫理道徳観に欠ける指導者、独立機関への干渉や権力側の法律の偏向解釈に由来し、更に権力を乱用した政府関係者への利益供与や大衆政策の名の下で行われた支持基盤確保の為の草の根層への利益供与により社会に利害の衝突や浪費という悪しき習慣をもたらしてきたと指摘した上で、特定の利益を代表せず、また倫理道徳観を備えた社会から受け入れられる指導者の下で政治・経済・社会の構造改革に取り組むことが、タクシン体制によりもたらされてきた問題を解決する上で重要であると指摘していました。 一方、オンアート報道官は、先にチットチャイ暫定首相代行が18日の定例閣議でメガプロジェクトについて協議する予定があるあると発言している事に関しては、暫定政府という立場で国家プロジェクト等の長期計画に関して協議するのは不適切であるとの考えを示していました。 尚、チットチャイ暫定首相代行は16日のなって、前言を翻し18日の閣議でメガプロジェクトに関して協議する予定は無いと発言していました。
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