国家安全保障評議会のソンティ議長は17日、タイ当局による脅迫や嫌がらせから逃れる為にマレーシアに避難し亡命を申請したと伝えられる20人の住民に関してマレーシア当局側に確認した結果、住民が亡命を申請したという事実は無いとの回答が得られていた事を明らかにした上で、住民避難に関する報道はタイ当局の信用失墜を招くために意図的にながされたデマであると指摘した上で、背後に地方政治的な思惑があるとの認識を示しました。 尚、地方政治的な思惑に関する詳細に関しては明らかにされませんでしたが、これまでに無い特別のケースであるとして最大限の関心を持って背後関係に関して調査を進めている事を明らかにしていました。 また、住民20人が違法に越境したとされるマレーシア、クランタン州の警察署長は同国の新聞のインタビューに対して、亡命目的での避難では無く、マスコミから注目して貰うための違法越境だった疑いが強いと発言していたようです。 本件に関しては、先に情報当局筋が、分離主義組織のシンパ系住民が組織側の手引きでマレーシア領内に越境し、市場内でタイ当局による脅迫や嫌がらせの実態を吹聴して回った後に自主的にタイ領内に引き返していた事を明らかにしていました。
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