タイ南部パッタルン県のショッピングモールで7日午後7時頃、短時間に2件の火災が発生し、警察は放火の疑いで10歳の少年を補導した。従業員1人が煙を吸い込んで病院に搬送された。
マティチョンの報道によると、現場は同県中心部にあるコロシアム・ショッピングモール。1件目の火災はG階のDIYエリアで発生。目撃証言によると、少年は両親が会計をしている間に、ライターを持って従業員室に侵入。ダンボールに火を付けた。職員が目撃し、すぐに火を消し止めたという。
その後、再び火災が発生し、火災報知器が作動。商品保管場で急速に火が燃え広がり、濃い煙が立ち込めたため、従業員や買い物客が慌てて避難したという。消防車が出動し、30分で鎮火した。
警察は、少年と保護者を警察署に連行して事情聴取。損害賠償について合意した。少年は特別支援が必要な精神障害があるという。