北部及び東北部からキャラバンを組んでバンコク入りを目指していた首相支持派の住民が、本日中にもバンコク入りする見通しになっているようです。
住民等の代表によると、キャラバンの目的は反首相派と対立する為ではなく、あくまで都民に首相の続投を熱望する首相支持派のパワーを見せつけるためのもので、バンコク入り後はモーチット・バスターミナル近くにある支持派の集会場所に合流、若しくは首相を激励する為に首相官邸へ向かうかの何れかの選択肢をとる方針で、また場合によってはキャラバンの待機場所であるパトゥムターニー県内のクローンルワンの協同組合に首相に来てくれるよう要請する事もあり得るとのことで、いずれにしても反首相派と鉢合わせする事態は避ける方針であるとのこと。
尚、民主主義市民連合が取り囲んでいる官邸へ向かうのを忌諱し、急遽協議場所を外務省に変更したタクシン首相は、更に本日訪問するガンヂャナブリー県を皮切りに遊説の為約一週間バンコクを留守にする予定になっているようです。
これに対して連合幹部のソンティ・リムトーングン氏は、姑息な手段を弄せず最初から反対派の市民が座り込んでいる官邸に行く勇気がない。市民勢力がいなくなるまでは官邸には戻らないと最初から言えばいいじゃないかと皮肉っていました。
また、これに関係して、官邸内にあった政府機能を一時的に外務省に移すとの噂もあるようです。
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