タイ・ラック・タイ党のヂャトゥポン副報道官は10日、タクシン暫定首相を狙った暗殺計画の存在が明るみになったことを受け、総選挙期間中の同暫定首相の地方遊説はかなり限定的になるとの見通しを示した上で、いずれにしても同暫定首相が地方遊説を回避しなければならない理由を地方の住民も理解してくれると予想されることから、選挙戦そのものには大きな影響をもたらさないとの認識を示しました。 ヂャトゥポン副報道官によると、タクシン暫定首相が選挙応援の為の遊説に出かける事が出来ない地区では、VCDやビデオ会議システムを利用して同暫定首相の口から党の公約等を住民に訴える予定であるとのこと。 一方、9日朝に反タクシン体制を掲げる市民団体関係者がプレーム枢密院評議会議長宛に激励文を差し出した事に関しては、あたかもプレーム議長をタクシン暫定首相と戦うための手段に利用とする事に等しく極めて不適切であると指摘していました。 そう言えば、タクシン暫定首相に対する暗殺計画疑惑が浮上した翌日に、プレーム議長公邸前で「タクシン暫定首相の命を救え」と訴えた謎の住民団体の背後でネーウィン・チットチョープ氏が糸を引いていたという疑惑もありましたね。これはこれで、あたかもプレーム議長が暗殺計画の首謀者であるとの印象を社会に与える極めて不適切な行為な訳ですが。。。
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