28日朝。チァン・マイ県第一選挙区選出タイ・ラック・タイ党所属元下院議員のパゴン・ブーラナパゴン氏に率いられた同県及びラムプーン県内の住民約1,000人がドーイ・ステープの麓にあるクルー・バーヂャオシーウィチャイ像の前でタクシン暫定首相の命乞いの儀式を行いました。 総選挙の公示後にこのような行いに出たことについてパゴン氏は、あくまでチァン・マイ県の住民の一人として、同じチァン・マイ県の住民であるタクシン暫定首相の身の安全を懸念した上での事であると強調していました。 一方、バンコクでは28日午後に、南部14県から集まった民主主義市民連合の傘下団体に所属する住民約100人がプレーム枢密院評議会議長の公邸前に集まり、あたかも同議長がタクシン暫定首相の暗殺計画に背後から関与していることを訴えるような活動にでた"草の根グループ"の行動を非難すると共に、日頃から国民の一致団結に向け腐心している同議長に指示を表明しました。 因みに、同じ日にコンサック暫定国務大臣が、総選挙の公示後に民主主義市民連合が反タクシンの集会を開いたら容赦なく選挙関連法を適用して厳しく取り締まる可能性があることを強く示唆する発言をしていましたが、こういうタクシン暫定首相の支持集会に類似する行為はタクシン体制下に於いては選挙法に違反しないという事なんでしょうかね? 尚、民主主義市民連合側はコンサック暫定国務大臣の"脅迫"にめげず、仮に9月1日の期限までにサイアム・パラゴン及びセントラル・ワールド・プラザで発生したタクシン支持派による反タクシン派市民への暴行事件に関する明確な説明が国家警察本部側から為されなかった場合は、憲法で保障された国民の権利を行使して同日に大規模な市民集会を開催する可能性があることを明らかにしていました。(いずれにしても毎週金曜日はルムピニー公園で行われるソンティ・リムトーングン氏の公開放送にあわせ、小規模な市民集会が開催されています)
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