タイ有機鶏卵生産大手のセントーン・アカラは、若年層への顧客基盤拡大を目指し、日本のISEフードと提携して高級生鶏卵を共同開発すると明らかにした。同社は、バンコクで26日開幕のアジア最大の食品・飲料見本市タイフェックス2026(THAIFEX-ANUGA ASIA 2026)にも出展している。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、アカラグループのタナーウット副社長は、日本のISEフードと提携し、「アカラISE」ブランドの高級生鶏卵をタイで共同開発すると明らかにした。ISEフードの知識や生産技術、農場管理基準を活用して高い衛生基準と品質を維持し、生食に適した卵を生産。タイ国内の大手日系スーパーマーケットや、ドンキモール、UFMフジスーパー、タカマルシェなどで販売する予定。
タナーウット副社長は、5月26日から30日まで、バンコクのインパクト・ムアントーンターニーで開催される食品見本市「THAIFEX-ANUGA ASIA 2026」に初出展すると述べた。海外からの来場者が30~40%を占める同見本市への参加で、グローバル市場への進出を図る狙い。タナーウット氏は、「地方の小さな養鶏場から始まった会社が、業界をリードするブランドになるとは創造していなかった。とてもワクワクしている」と期待を込めた。
卵の消費量に関する最新データによると、タイ人は1人当たり年間平均約230個を消費。国民の推奨栄養摂取量は約300個だ。一方、日本人は1人あたり年間平均350~400個を消費している。タナーウット副社長は、「ここ10年ほどでタイ人の健康志向が高まり、卵の消費量が増えた。卵は安価で完全なタンパク源だ」と話した。
アカラグループはタイ大手総合農業会社。中部ナコーンナーヨック県バーンナーを拠点に、養鶏場運営や鶏卵の生産販売、加工卵製品を製造している。鶏卵生産は1日約300万個。ロータスやビッグC、トップス、グルメマーケット、マクロなど大手小売店で販売している。
市場全体の鶏卵生産は1日約4200万個。CPグループやベタグログループが主要生産企業で、市場シェアの半数は全国の中小企業が占めている。