配送サービス会社グラブの分析によると、在タイ外国人の過去1年間のデリバリー注文が50%増加し、特に「炒飯」が人気メニューで62万7000件の注文があったと公表した。プラチャーチャート・トゥラキットが報じた。
同社によると、外国人利用者に最も人気のある食品分野は「ファーストフード」。注文を受けてから調理するタイ料理やヘルシー料理、丼物、テイクアウトドリンクも人気だという。
タイ料理の中では、炒飯などの手軽な一品料理が人気で、炒飯の年間注文数は62万7000件。次いで「カオマンガイ」が32万6000件。「タイティー」は飲料部門で最も人気を集め、年間12万7000杯の注文があった。
グラブ・タイランド配送担当シニアディレクターのチラキット氏は、多くの外国人旅行者がタイを観光するだけでなく、ビジネスの場所として滞在していると話した。バンコクは最近、手頃な家賃や整備されたインターネットインフラ、美しい景観により、米国人リモートワーカーが選ぶノマド都市1位に選ばれた。
2024年のタイ移民レポートによると、タイの外国人居住者は530万人。2019年から8%増加した。
同氏は、外国人居住者やデジタルノマドは購買力が高く、過去1年間で注文数が50%以上増加したと話した。1回の平均注文額は約300~500バーツ。サービス利用者は米国人が最多で、次いでイギリス人、中国人、韓国人、日本人と続いた。主にバンコクやプーケット、チェンマイ、パタヤ、ホアヒンの居住者が多いという。
配車サービスに関しては、居住者の3分の2がJustGrab、GrabCar、GrabCar Premiumを利用。一方で3分の1はGrabBikeを選び、前年比30%増と着実に成長しているという。