中国グローバルブランド「ポップマート」のタイでの人気が止まらない。タイ大手不動産開発セントラル・パタナとポップマート・タイランドはこのほど、セントラル・チェンマイ1階に北部初のポップアップストア「ポップマート・ハロー・セントラル・チェンマイ」を正式オープンした。
クルンテープ・トゥラキットの報道によると、 セントラル・パタナのマーケティング最高責任者ナッタキット氏は、チェンマイの潜在性が高いため、支店の設置を決めたと述べた。タイのアートトイ市場は拡大傾向にあり、2024年の報告によると、ポップマート・タイランドは世界400店舗中で売上高が1位だという。
ポップマートは2023年9月、バンコクのセントラル・ワールドにタイ1号店をオープンした。当時、早朝から来店客が行列を作るなど大きな話題を呼び、国内のショッピングモールへの出店を拡大している。
ポップマートは中国で人気を集め、その後タイなどアジア諸国に拡大。欧米市場でも人気を集め、米経済誌フォーブスによると、ブランド創設者の「王寧」氏は世界101番目、中国10番目の富豪となった。人気キャラクター「ラブブ」の成功が大きいという。
ポップマートは、チェンマイ店を含め、セントラルショッピングモールに5支店を展開。他の4店舗は、セントラル・ワールド旗艦店、セントラル・ラートプラオ、セントラル・ウェストゲート、セントラル・パタヤのポップアップストア(バンコク以外の初の店舗)となる。