日本のラーメンチェーン店「ちゃぶとん」がタイでの全店舗を閉店し、16年間の営業に終止符を打つことになった。残り2店舗のゲートウェイ・エカマイ店は10日、セントラル・ラートプラオ店は14日に閉店する。
クルンテープ・トゥラキットなどの報道によると、ちゃぶとんラーメンの公式フェイスブックは1日、残り2店舗の営業を終了し、タイ市場から永久に撤退すると発表。タイでの事業展開を通じ、顧客から寄せられた思い出と支援に感謝の意を示した。
ネット上では、多くのファンが残念だと声を上げ、幼少期や学生生活で親しんだ思い出を語る人もいた。
ちゃぶとんラーメンは、現在24ブランドを展開するセントラル・レストランツ・クループ(CRG)傘下のレストラン。2010年、サイアムスクエア・ソイ3に1号店をオープン。タイで17店舗を展開していた。
「ちゃぶとん」に加え、2023年には新ブランド「ラーメン花月嵐」も登場。ちゃぶとんの平均価格1杯250~300バーツに比べ、ラーメン花月嵐は1杯165バーツと手頃な価格設定で、異なるターゲット層を取り込む狙いがあった。
ラーメン花月嵐も同様に不安定な状況で、新たに6店を出店する計画だったが、現在残っている店舗はセントラル・ワールド店とターミナル21アソーク店のみだ。
タイの日本食市場の人気は依然として高いが、市場は飽和状態に達しつつある。日本貿易振興機構(JETRO)のデータによると、タイ国内の日本食レストラン数は、2025年に約2.2%減少。JETROがタイの日本食レストラン数の調査を開始した18年間で初めて減少した。