タイの生活用品輸入販売大手メンタグラムは、米タンブラーブランド「スタンレー」の正規輸入販売権を取得。バンコクの商業施設セントラル・ワールドに初のポップアップ店「スタンレー・クラブ・タイランド」をオープンした。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、同社マネージングディレクターのナッタポン氏は、スタンレーを100年以上の歴史を持つグローバルブランドだと紹介。当初はアウトドア分野に特化していたが、都市住民のライフスタイルに合わせてブランドを再構築し、ファッションや機能性、健康を重視する消費者をターゲットにしていると話した。
同社は、オンラインショップの「モノブランドストア」や正規販売店で商品を販売する。現在、正規販売店は約20店で、年内にバンコクの商業地区を中心に2~3店舗の新規出店を目指す。ターゲット地域にポップアップストアも展開する予定。
同時に、12店舗で展開中のメンタグラム主力ブランド「M Lap」を、年内に15店まで拡大する。
スタンレーブランドの初期マーケティング計画では、1個当たり約1000バーツの手頃な価格で、サイズは小型から大型まで展開。製品の耐久性とファッションニーズを満たすデザインを考慮する。
同社はまた、イメージ向上のため、若者に影響力のある著名人を中心にスタンレーブランドのプレゼンターを起用する計画。ファッションブランドやスポーツ活動とのコラボレーション企画も準備しているという。