マンダリン・オリエンタル・ホテル・グループは25日、香港とバンコクの両ホテルで大規模改修に着手したと発表した。客室のデザインを刷新し、ダイニング・ウェルネス体験の拡充を図る。改修完了は2025年末の予定。
同グループによると、マンダリン・オリエンタル・バンコクでは、フランス料理レストラン「ル・ノルマンディ」や多国籍料理レストラン「ロード・ジム」、中国料理レストラン「チャイナハウス」、伝統タイ料理レストラン「バーン・プラヤー」を改修。
「ル・ノルマンディ」にはミシュランシェフのアンヌ=ソフィー・ピック氏、「チャイナハウス」にはシェフ・フェイ氏を招聘。「ロード・ジム」はミシュランシェフのアレックス・ディリング氏とパートナーシップを組み、薪火調理や旬の食材を中心とした新メニューコンセプトを提案する。
また著名インテリアデザイナーのジェフリー・ウィルクス氏を再起用し、オーサーズウイングとガーデンウイングの客室インテリアを刷新。新たなデザインは、両ウイングを包み込む緑豊かな異国感溢れる庭園にインスピレーションを得て、地元の職人技と色彩の美を取り入れながら、歴史ある施設に快適さを加えるよう設計する。
同グループは、「2026年の開業150周年記念事業に向け、万全の準備を進める」としている。