タイのホテル・不動産大手デュシット・インターナショナル(Dusit International)が昨年6月に京都でオープンしたホテル「ASAI京都四条」は、館内のタイレストラン「ソイ・ギャン」で、タイの伝統的な弁当箱「ピントー」を使った新感覚のアフタヌーンティー「ピントー・アフタヌーンティー」の提供を開始した。
デュシット・インターナショナルによると、「ピントー・アフタヌーンティー」のメニューは、2カ月ごとに異なる季節の食材を活用してメニューを変更する予定。9月30日(月)までは、トロピカルな味わいのメニューで構成された「サマーカラフルPINTO(ピントー)アフタヌーンティー」。メニューはグリーンカレーや揚げワンタンなどのセイボリー、スイカのゼリー、パイナップルのシャーベットなどで、四段に重なるタイの伝統的な弁当箱「ピントー」に盛り付けて提供する。
料金は2000円(税込)。ドリンクフリーフロー付きで、コーヒー・紅茶が飲み放題(60分制)。営業時間は14時30分~16時30分(90分制)。最終入店は16時。
「ピントー・アフタヌーンティー」は、同レストランのタイ人シェフが材料の選定から調理、盛り付けまで全工程を監修。タイ料理の伝統的なレシピを基に、現代的なアレンジを加えて考案したスイーツとセイボリーで構成している。
「ピントー」は、同じ形の容器を積み重ねた持ち手付きの弁当箱。タイ語の辞書などによると、14〜17世紀ごろに日本や琉球から伝わり、「弁当」に発音が近い「ピントー」となったという説があるという。日本の弁当のように手作り料理を詰めて子どもに持たせたり、僧侶への寄進としてお供え物を運ぶ際に使われている。