5月29日の「エスニックの日」に合わせ、一般社団法人日本エスニック協会(東京都千代田区、以下「日本エスニック協会」)が発表した第10回「日本エスニック協会が予測する“この夏絶対流行する!エスニック食“ランキング」によると、タイ・チェンマイのカレーラーメン「カオソーイ」が2位にランクインした。
【2024年“この夏絶対流行する!エスニック食”ランキング】
1位:インドの代表的なごちそうご飯「ビリヤニ」
同率2位:2種類の食感を楽しめる「カオソーイ」
同率2位:米粉人気も後押しする「フォー」
日本エスニック協会によると、カオソーイはタイの北部チェンマイの名物料理。中国系のイスラム教徒から、ミャンマーやラオスを経由して伝来した料理といわれ、禁忌により豚肉を食べないイスラム教徒のために鶏肉を使用する。
レッドカレーペーストをベースにした、ココナッツミルク入りのスープに、モチモチの卵麺が入っている。カリカリの揚げ麺をトッピングし、2種類の食感の麺を楽しめるのが特徴。唐辛子の刺激もあり、甘さの中に辛さも感じられる。カレーラーメンというイメージから食べやすく、タイ料理初心者にもおすすめだという。
同協会によると、今年3月には世界の料理レビューサイト「テイストアトラス」が発表した「世界最高の料理100選(100 Best Dishes in the World)」で、カオソーイが6位に選出された。大手コンビニエンスストアが商品化するなど、夏に向けて注目度が高まりそうだという。
1位のビリヤニは、マトンやチキンなどの肉と野菜、シーフードなどの具材をスパイスと共に炊き込んだインドと周辺国で食されている米料理。同率2位のフォーは、ベトナム・ハノイ発祥の平らなライスヌードル。
同ランキングは、日本エスニック協会員110人を対象に、5月22日から25日に調査を実施。昨年は「プーパッポンカリー」「ラープ」「バクテー」などタイ料理が上位にランクインしていた。